日本歯科専門医機構認定の「矯正歯科専門医」について
日本歯科専門医療機構認定「矯正歯科専門医」とは、2024年9月より開始された、厚生労働省管轄である日本歯科専門医療機構が認定する資格です。これまでは「国が定める矯正治療の基準」が存在せず、一般歯科医による矯正治療技術のばらつき、自由標榜制、各団体の認定資格の乱立など、様々な問題が頻出していました。
そこで、「国民目線」を重視した、わかりやすく矯正歯科医院を選べるよう矯正治療に一定の基準を設けるため、日本歯科専門医療機構による矯正歯科専門医制度が発足しました。
2025年時点で矯正歯科専門医は全国で235名が認定されています。
日本歯科専門医療機構認定の矯正歯科専門医の資格とは全く別な資格として、日本矯正歯科学会が認定する「認定医」と「臨床指導医」の2つがあります。
認定医について
認定医の資格は、学会が認めた大学の附属病院や矯正歯科医療機関において5年以上にわたり相当の臨床経験を有し、学術誌に矯正歯科臨床に関する報告を発表し、かつ審査に合格した者に与えられます。更新は5年ごとに行われ、学術大会への出席や発表および学術誌における報告を行うことが義務となっています。
臨床指導医について
また患者様の同意書が必要とされるなど審査は不正が許されないよう厳正に行われ、症例の治療結果も極めて厳格に評価されています。更新には5年毎に症例を報告し、審査に合格することが必要となっています。
そして日本矯正歯科学会では、認定医および臨床指導医をめざす歯科医師の模範となり、その育成と臨床研修を援助できる者を「学会の専門医」としています。
現在、日本矯正歯科学会の会員約7000人のうち、3000人が認定医の資格を取得しています。臨床指導医取得者は300人程が資格を取得しています。
(1)社会人としての良識、医療人として高度な医療倫理観を持つ。
(2)矯正歯科医として絶えず自己研鑽を積む。
(3)矯正歯科認定医および臨床指導医を目指す歯科医師の育成、臨床研修の一端を担う。
(4)矯正歯科医療について国民に積極的に情報提供を行う。
(5)国際的視野を有し、矯正歯科医療の発展のために奉仕する。
(公益社団法人日本矯正歯科学会臨床指導医制度規則 第5条)
